シリアスとコメディのバランスが心地良い！すれ違い甘々ストーリー。
体感予報 （ビーボーイコミックスデラックス） [ 鯛野ニッケ ]■あらすじ
人気上昇中のイケメン気象予報士・瀬ヶ崎の正体は、とんでもない暴君だ。崖っぷちエロ漫画家の葉はそのことをよく知っている。何故なら、瀬ヶ崎と一緒に住んでいるから。そして瀬ヶ崎のために料理やら掃除やらをしているから！それもその筈、衣食住を提供してもらう代わりに『瀬ヶ崎の言うことを全部聞く』と言う契約を結んでいるからでーーー？
■収録作品
体感予報 第１話〜第６話
書き下ろし 「ただいま」って言うから
すごく人気で前からずっと読んでみたかった作品。
ドラマ化されたと聞いて原作も読みたくなり、ついに購入しました！
絵がきれいで読みやすかったし、ストーリーも甘々で楽しめました。
以下ネタバレ含む各話の感想です。
■第1話 明日は晴れの予報です
イケメン気象予報士×売れないエロ漫画家のすれ違い両片思いCP。
まず、『晴れだったら抱く』という天気を絡めた設定が斬新で興味を惹かれました。
1話目からしっかり濡れ場もあります！
受けのダヨちゃんが一人でシているシーンもあり、全体的にエロ度高めでした。
お互い言葉足らずですれ違っていますが、攻めも受けも相手のことが好きなんだということが描写されているので、
ハピエン好きなわたしとしては終始安心して読めました。攻めの瀬ヶ崎は相手に行動で示していて受けは心理描写があった印象。
でも受けが攻めの出演している番組を何度も見ている時点で攻めのことが大好きですよね（笑）
言動が一致してなくて可愛い！！！！
■第2話 局地的に激しい雨が降る見込みです
1話目で受けのダヨちゃんが素直になれず、攻めの瀬ヶ崎を「嫌いだ」と言ってしまったことを掘り返されて始まる2話。
1話終盤のプロポーズやら寵愛やらの甘い言葉から、思わぬ急展開でした。
今度こそガッツリ気持ちがすれ違うのか…！とソワソワしながら読み進めました。
が、二人ともお互いが好きだと行動に出ているのでいらぬ心配でした。
瀬ヶ崎の方が上手でダヨちゃんが振り回されている関係性、良きです。
1話ではあまり見られなかった瀬ヶ崎の甘い表情もたくさんあったし、セッッ…のときのダヨちゃんの
泣き顔が非常に可愛かったです。■第3話 非常に激しい勢力を保った台風X号が接近中です
言葉足らずで
すれ違う二人の真骨頂な3話。ダヨちゃんが現実逃避で瀬ヶ崎のを咥えるシーンはありましたが、全体的にエロ少なめでストーリー重視でした。
ダヨちゃん、「漫画がとてもだめです」ってだけじゃ伝わらないよ！！！！！（泣）
瀬ヶ崎、ダヨちゃんは居てくれるだけで良いってストレートに言っちゃえよ！！！！！（泣）
今までは1話完結だったのが、ついに話跨ぎでストーリーが展開されているところも注目ポイントでした。
すれ違ってるところからの畳み掛けでダヨちゃんが発した「ごめんなさい」のセリフ。
ダヨちゃんは怒らせたと思ってるから謝っただけなのに、瀬ヶ崎はダヨちゃんが出ていきたいと思っていると受け取っちゃって…（泣）
続きが気になる終わり方でした…！
■第4話 台風一過 気温の上昇による熱中症にご注意ください
すれ違いから一転、すぐ仲直りして一安心できました。
4話は、いつも強気な瀬ヶ崎の不安そうな顔とか、積極的なダヨちゃんとか、
いつもと違った表情が見られて良かった…！仲直りのお話なので全体を通してセッッ…も二人のやりとりも甘々でした。
そしていよいよ万さんが登場。
3話とは違った意味で続きが楽しみな終わり方でした。
■第5話 日の出前 薄明の空の様子です
5話では万さん主人公の、『推しカレ！〜推しが友達の彼氏でした〜』が唐突でツボでした（笑）
わたしも「天気図指して」のうちわ持ちたい！
万さんのキャラがいい塩梅で、
嫉妬するダヨちゃんを引き出してくれて本当に本当に感謝です。後半ではダヨちゃんと瀬ヶ崎の出会いも描かれています。
過去の話も含めて外面瀬ヶ崎がたくさん登場！良いギャップ！
■第6話 明け方にかけてはにわか雨 恵みの雨となるでしょう
5話から続いて二人の過去話、そして現在の話と続く最終話。
何故こんなに瀬ヶ崎がダヨちゃんのことを好きなのかも明かされます。
外面大魔神だからこその悩み、見抜かれた衝撃と喜び…今まではダヨちゃん視点で描かれていたので、過去話は終始瀬ヶ崎視点で新鮮でした。
ダヨちゃんが瀬ヶ崎の気持ちに気付けたことで素直になって、二人の関係が深まるのが丁寧に描かれていました。
瀬ヶ崎はダヨちゃんのことなら何でもお見通しで、まさにスパダリですね。
最後はたっぷりセッッ…シーンがあって、ダヨちゃんの
照れ泣き顔満載でそっちも見応えアリでした！！！！
■描き下ろし 「ただいま」って言うから
6話の続き、その日の夜のお話。
ストーリー自体はダヨちゃん視点で進むんですが、このタイトルは瀬ヶ崎視点なんです…！
『体感予報』の本質をまとめてできたショートストーリーみたいな感じでした。
全6話通して気持ちが通じ合ったように見えた二人ですが、やっぱりダヨちゃんには伝わってないのがこの二人らしくて良いですね。
すれ違う二人の話ですが、シリアスとコメディのバランスが丁度良くて楽しく読めました。
ほぼ毎話エッチなシーンがあって、ストーリーだけでなくエロ度も高めで満足でした。
受けの泣き顔フェチな方にもおすすめな一冊です！
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